2016.03.05(Sat)
「特定細胞加工施設」の認可申請を厚労省へ
インプラント治療時の骨移植等の歯周組織再建・再生に取り組んで15年ほど経ちましたが、高齢化が進む我が国の歯科医療には、治療の随所において再生治療を施す必要があると感じております。方法としては、患者さんから採血し、その全血を遠心分離機にかけて血小板を濃縮させます。その高濃度血小板血漿(PRP)を骨の移植時に応用いたします。手術にPRPを併用した場合とそうでない場合の比較をしますと、歴然たる差が回復のスピードと効果に現れます。当院の治療結果では3~5倍の有意差があると言えます。写真はオトガイ部(下顎の正中部)からブロック骨を採取してPRPの中に浸してしる状態です(このあとネジで上顎の前歯部に移植固定します)。今後も先端医療を提供するよう努めていく所存です。