帯広市で根本的な歯科治療をご希望の方は白樺こまどり公園松橋歯科クリニック

十勝ぷらざ特別会議室においてタイトル「糖尿病患者に関わる最近の知見」として約40分の講演をいたしました。近年のⅡ型糖尿病患者の増加傾向は世界的な問題であり、また国内における歯周病罹患者数も増加の一途をたどっております。平均寿命が男女共に延長しており、中高年の残存歯を有する率も上昇している為、当然ながらこれら糖尿病と歯周病を合併している罹患者が増加している次第です。
ここで問題なのは、糖尿病も歯周病も初期にはほとんど自覚症状が無いので医療機関への受診が遅れる事であります。糖尿病は重症化すると人工透析や失明につながりますので早めの治療が不可欠となります。また歯周病と糖尿病には相関関係があり、どちらか一方が悪化すると双方の疾患に悪影響を及ぼす事も明らかとなってきました。
我々、歯科医師は口腔内の治療を終了して満足している訳ではありません。治療を受けた方の健康寿命が延長してはじめて胸をなでおろすのです。日本人は世界一の平均寿命ですが、現状では男女共に約10年間は要介護生活を送らねばなりません。老後の悠々自適な生活を夢見て、日々暮らしてきた結果がこのままでは余りにもやるせないではありませんか。
今こそ日々の生活習慣（体の整備・使用法）を見直して平均寿命まで健康でい続けるピンピンコロリを目指そうではありませんか。そしてそのために医療があると私は信じております。今後は世界一長寿でかつ、元気な日本人が増えるようにお手伝いしたいと思っております。

 

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