2013.10.27(Sun)
第31回日本歯周外科学会大阪大会でヒアルロン酸治療を発表
大阪東急イン江坂ホテルにて10月26日・27日の2日間にわたり第31回日本歯周外科学会学術大会・総会が行われた。先の台風の影響による参加者の足並みが懸念されたが杞憂に過ぎず、全国から例年通りの参加者数となった。今年の大会での私への依頼は指導医講演1時間とのことであったが、最後の真打(?)講演の関係で80分にもわたり終了したのであった。本学会では初となる「シワを伸ばすためのヒアルロン酸を用いた審美治療」の症例を提示し、参加した多くの歯科医師から活発な質問を頂いた。私からは、具体的な治療法の他に、超高齢社会に突入した昨今では口腔内の摂食機能は基よりその審美性、そして口唇周辺へのアンチエイジングによる人生の活力にも着眼した医療を提供する必要があることを説明した。まだ日本国内では歯科医師による口腔周辺へのヒアルロン酸注射による審美治療は少なく、一部の歯科医師によるものであるが、口腔内へ麻酔を使用できる我々歯科医師が行うことが望ましいといえる。インプラント治療や歯周病治療、義歯治療の他に、生活の質を高めるアンチエイジングへの取り組みも今後は必要と考えられる。