2009.07.04(Sat)
インプラント・マグネット義歯について第29回昭和歯学会で発表
去る7月4日(土)に昭和大学歯科病院第一臨床講堂において、第29回昭和歯学会・総会が開催されました。私の4年間にわたる「インプラントと磁性アタッチメント義歯の力学的解析」という研究内容の成果を、教授陣や学会員の皆様にプレゼンさせて頂きました。この研究素晴らしいところは、1)複雑な装置が不要なこと。2)電卓・PCのみを用いること。3)インプラント治療以外にも広く応用が出来ること。であります。ただし、本研究はあくまでもシミュレーションであるため、実際の生体反応を考察するひとつの指標ではあります。歯科医師は、最終的に患者さんが噛める様にするため、病気を治療してから、かぶせ物・インプラント・入れ歯などの設計を行います。建築士さんが建築物の設計をするのと似ております。しかし、残念ながら構造計算にて耐震強度を算出することは不可能です。それは、生体には非常に多くの分析不能な要素があり、現在も世界中の研究者が解析しているところです。今後も、皆様がご自身の健康を維持して頂けるよう、分りやすくお伝えして行きます。