2008.06.01(Sun)
インプラント矯正治療の最新セミナーを終えて
6月1日(日)東京湯島の松風ホールにおいて、林 治幸先生〔横浜市中区開業〕を講師として臨床医のためのインプラント矯正セミナーが開催された。以前から国内では歯科治療と矯正治療は別のジャンルと認識される傾向があるが、このことが患者側にとっては時に大きな不利益となる。その理由は、咬み合せと歯周病、咬み合せ虫歯や顎関節症は密接な関係にあり、一般的な歯科治療の他に歯周外科治療、歯周病治療やインプラント治療、更には矯正治療を取り入れながら、口腔を総合的に診察し治療してゆく必要が非常に高いからである。しかしながら国内の一部の歯科医院でのみ総合的な治療を進めているのが現状である。以前から私も歯列矯正をしながら歯周病治療等を総合的に行ってきたが、最新の矯正インプラント併用治療を応用することにより、治療効果の増大・治療期間短縮・不快症状の軽減など、治療の質を向上させる可能性が大いに拡大する。今後も更なる良質な歯科医療を提供してゆきたい。