2007.09.15(Sat)
第37回日本口腔インプラント学会 ~研究口演テーマ「磁性バーアタッチメントを用いたインプラントオーバーデンチャーのカンチレバーの長さに関するバイオメカニックス解析」を終えて~
今年の日本最大のインプラント学会が熊本国際交流会館および熊本市民会館に於いて開催されました。世界的な先鋭インプラントロジストの他、国内大学病院インプラント関係の研究者をはじめ、一般臨床医らの発表が華々しく行われました。インプラント治療における科学的な根拠を基に、先端治療や長期の安定した術後に関するインプラント治療や骨再生治療の発表が目白押しでした。その中で私の研究口演は、3年がかりで昭和大学高齢者歯科・佐藤教授のもとで解析してきた、咬合力とインプラントへの荷重負担について、力学的な観点からお話させて頂きました。現在のインプラント治療の風潮は「なるべく少数のインプラントで短期間にて咀嚼させる。」という興味深いものですが、更なる力学的な解析と経過観察が必要であるとお話させて頂きました。日本人の骨格・体系に適した、安全かつ確実なインプラント治療に今後も取り組んでゆきたいと思います。
また本口演に際して、ご協力を頂きました青山・柏林台店の大川さんに感謝致します。