- 高機能義歯について
- 磁石でつく高機能義歯
- 高機能義歯の症例紹介
入れ歯にも、体の一部にする為の、体が求める製作法、治療法があるのです。
通常の入れ歯と高機能義歯では、製作方法が全く異なります。
『総入れ歯』について
総入れ歯(総義歯)とは、ご存知のとおり歯ではなく歯グキで噛む力を支えるものです。歯が無いわけですから歯グキで全ての仕事をこなさなくてはなりません。噛む力を支える、ごはんを噛み砕く、しかしこれだけではありません。
- 口元に張りを与える (皺を伸ばす)(唇の形を整える)
- 発音がしやすくなる (特に上の入れ歯で、発音の調整を行う)
- 顎の関節を休める (偏頭痛を解消する)
- 顎の骨の減りをおそくする (歯茎の減りをおそくする)
- ご飯の味が広がりやすくなる。
どといろいろな働きがあります。ですから日々の生活の中で本当に多くのことをしてくれているのです。
一般的な保険の総義歯
非常に簡素な作り方なので短期間でお渡しできます。正確な作り方ではないのですが、歯茎の丈夫な方には割とあいます。
細かい点はお渡しした後に何度も調整を必要とします。精密な作り方ではないので、裏打ちが必要であったり、厚ぼったい感じがあったり違和感が強い場合もあります。歯を抜いた後の仮義歯としても用いる事があります。
高機能義歯
さて、つぎの二枚の写真をみてください。先ほどの保険の入れ歯とはどこか違いますね。

そうですね、入れ歯が左右で違っていますね。また、金属の部分も見られますね。あとはどうでしょうか?透明な部分があるのが分かるでしょうか。では、別の角度から見てみましょう。
これは半分ずつの見本なので本来は別々の入れ歯なのです。 両方ともに特殊な製作方法で、とても精密に作っていきます。 入れ歯のまん中のつなぎ目を見て下さい。金属をつかった場合と使わない場合の、入れ歯の厚みの違いがわかるでしょうか?
実際には厚いところで一ミリから二ミリほど差が出ています。特殊な技術で作っていきますので、多少時間がかかります。作りながら、発音をチェックしますので、話しやすい形に仕上げます。
この二種類の入れ歯はどちらも現在作っておりますが、特殊な作り方なので、一ヶ月に五名分程しかつくれないのです。新しい技術と斬新な方法なので、あまりこのような入れ歯を見たことは無いのではないかと思います。 この入れ歯は、わたしが勤務していた昭和大学歯科病院(東京都・大田区)の山縣教授が開発した方法なのです。この教授のもとで勉強された先生方は主に関東地方で活躍されています。
機能面では
- 高次元の安定感が得られ、正確なかみ合せが期待できる。
- 歯茎が減っても正確に調整でき、長持ちします。
- 口腔内で最も違和感の少ないところを探して型取りするので非常に楽な形に仕上げることができる。
- 基本的な発音を調べながら作っていくので、話しやすい形態を付与しやすい。食べ物の温冷感が得やすい。(特に金属床では) 金属床では、義歯を薄く作れる。
審美面では
- 入れ歯のへりの部分が透明なので、笑ったときに歯茎が透けて見え総入れ歯に見えにくい。
- カラオケ等で歌をうたう場合、上顎の中央部にも入れ歯の色がなく、歯茎そのままの色が見える。(透明床では)


